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中学生・高校生への進路相談のカウンセラー・コーチのお仕事とは?!

こんにちは、

進路コーチの中村さゆりです。
 
 
中学生・高校生の進路相談をするカウンセラーやコーチは、相談に対して具体的に何をしてくれるのでしょうか?
 
 
今回の記事では
進路コーチという仕事がどんなものなのか
実際に中村さゆりが進路相談を受ける上で大切にしているポイント
をお伝えします。
 

目次

  1. 進路コーチの仕事
    • お仕事の場所
    • お仕事内容
    • 必要な資格
  2. 進路コーチが大切にしている心得
    • 中学生、高校生に対して
    • 保護者に対して
  3. まとめ
  4. 進路相談をしたい方へ

進路コーチの仕事

お仕事の場所

進路コーチは、どのような場所でコーチをするのでしょうか?
 

  • カフェ、ラウンジなど
  • レンタルスペース
  • オンライン
  • ご依頼先のご自宅

 
  
また、学校、塾、フリースクールなど様々な場所に出向いて
進路コーチングを行うこともあります。
 
 
 

お仕事内容

進路コーチはどのようなお仕事内容なのでしょうか?
 

●中学生・高校生に対して
 
現状の進路選択に関わる悩み
(進路の分野の選択、学校選択、受験勉強のモチベーション・環境、親子関係、金銭面をどうしていくのか、就職相談など)
について、じっくり話を聴きます
 
 
本人が悩んでいる問題を表面的ではなく、
本質的に捉えて
本人が主体的に進路選択をしていくことを支援をしていきます

 
 
また、今、必要な情報も
自身で吟味して調べていけるように
後押ししていきます。
 
 
なぜなら、
本人が自分で思考して、
納得した選択をしていくことが
最も本人の中にある力を発揮し
育むことに繋がるから
です。
 
 
しっかり話し込んだ後に
ある程度、本人の大切にしたい価値観が見えてきたところで
コーチから積極的な提案をさせていただく場合もあります。
 
 
●保護者に対して
 
こちらもご家庭によって様々な悩みが幅広くあるかと思います。
そのため、現状悩んでいる点を深く深く聴いていきます。
 
 
 
ご相談いただく際には、簡潔にまとめて準備したものをお話いただくよりかは
その時に思っていることを今のありのままの言葉で伝えていただいた方が良いです。
 
 
 
進路コーチは
保護者の方に対しても
表面上の問題解決や情報提供を行うというよりかは
じっくりとお話を伺い、保護者の方の
今、最も大切にしたいこと・本質的な話をします
  
 
例えば
「子どもさんに合う進路の学校情報が欲しい」
というご相談内容をいただいたとしましょう。
  
学校情報は、検索をしたり
学校に問い合わせることで
情報収集が可能です。
  
しかし、そもそもその学校情報の収集が必要なのかどうかもお話の中で吟味する必要がある場合があります
   
よくよくお話を聞くと、
お子さんがそのような学校を志望している訳でも無かった。
   
本質的な課題は
お子さんと言葉を交わす習慣や
コミュニケーションにあった

  

というものが見えてくることもあります。
 
 
仮に、ご相談内容に対して
コーチの個人的見解で即解決策をしたとしても
その問題解決が目先の解決にしかならない
可能性が高いです

 
情報を得て、少し安心をしたいという、一時的な気休めでしかありません。
そのような薄っぺらい対話は避けたいと思っています。
 

お話を聞かせていただく中で
ただ話の内容を表面的に理解するのではなく
保護者の方自身も気づいていない
「真のニーズ」も見極めることも、
進路コーチとして重要なお仕事なのです

 

コーチングというもの自体について知りたい方は
コーチングとはどういう技術なの? をご覧ください。
  
 

必要な資格

進路コーチとして、必要な資格は「コレ」といったものはありません。

ただ、人と人との信頼関係を構築する手段として
「聞く(傾聴)」のスキルは必要不可欠です
 
推奨されるスキル・資格として
「国家資格キャリアコンサルタント」
「コーチングスキル」
「心理カウンセリングスキル」
「臨床心理士」
「社会福祉士」
「教員免許」
 

などが挙げられると考えられます。
 

 
なぜなら、 

傾聴スキルが疎かになると、
相手の思考を遮ってしまったり、
コーチとクライアント間で
心のうちを話すことが難しくなってしまうことがあるからです。
 

例えば
「話すときの癖」によって、相手の話を遮って自分の意見を話してしまう
安易に「わかる〜」と共感してしまうことで、相手を不快にさせてしまう
間違った「解釈」をしたまま、間違った方向で提案をしてしまう
 

など、小さな積み重ねで、安心して語れる環境を疎外してしまい
本当のニーズまで最短でたどり着けなくなってしまうことがあります。
 
 
なので、推奨されるのはカウンセリング・コーチングにおける
「傾聴スキル」を持っているということとなります。
  

進路コーチが大切にしている心得

中高生に対して

進路相談を受ける際に最も大切にしていることは
中高生のご本人が主体的に決めるということです。
 
 

なぜなら
主体的に決めることで
その先にある物事に対して
「納得」ができるためです。
 

主体的に決めた先に
その選択への責任が生まれたり、
自分にとって意味のあることだと
捉えることができるということです。
 

ここで、
自分の意思で選択・決断することが、幸福度につながる
 
という研究データをご紹介します。
 

所得や学歴より「自己決定」が幸福度を上げる 2万人を調査
 
 
[PDF]幸福感と自己決定―日本における実証研究 – 経済産業研究所
 
 

重要なポイントは、自分の意思で選び、行動し
一生懸命取り組むことです

 
仮に「ふらふら毎日を送る」としても
後ろめたい気持ちを一切捨てて
全力で「ふらふら毎日を送る」ことができるなら
素晴らしい生き方であり、マルだと思っています。
 

一生懸命に取り組むために必要なことは
全力投球できるものを見つけるということです。
 
 

しかし、何かを決断するとは
「 決める 」 + 「 断つ 」
ということです。
 
決めて、断つ、ためには
考えることも必要になります。
 

 

考える機会を作るためには、「問いかけられること」が必要です。
 
 

例えば
美味しいリンゴを食べても
「どうして、このリンゴは美味しいのだろう?」と問うことがなければ
どこの産地なのか?、どういう製法で作られているのか?など
考えが進むこともないですよね。
 

問いかけられることで、頭の中を整理することができるのです。
 

今、自分が何を大事にしたくて、何が必要で、何を手離したいのか・・・
 

新しい視点が生まれ、選択肢が増え、それを本当に自分が選びたいのかどうか、じっくりと向き合うことができます。
 

なので、私は一人一人とコーチングという対話をさせてもらう中で、本人が自分で決断するための「思考の時間」を一緒に創りたいと思っています。

私自身、今まで周りにいろんな意見を言われ
葛藤もあったけれど
進路は自分が納得して決めたいと考え、
自分自身に妥協は許しませんでした。
 
そのおかげで、今までの進路選択に一つも後悔はありません。
 

もちろん、すべて自分にとって楽なことや
ラッキーなことだったわけではありません。
辛いことも、うまくいかないことも、思い悩むこともたくさんありました。
  

では、なぜ一つも後悔がないのか?
 
というと、
 
自分で決断してきたことで
今に納得しているからです。
 

周りの支援なしには「自分らしい選択」を実現できなかったです。
サポートしてくれた全ての方には感謝です。
 
 

保護者に対して

上記では、中高生のご本人が
主体的に決めるということを
大切にしているお話をしました。
 
 
保護者の方のコーチングでは
保護者さんご本人が
主体的に決める

ということを大切にしています。
 

たとえ、相談内容が『子どもさん』のことであっても
コーチは目の前のクライアントさんのためにコーチングの時間を提供します。
 
コーチングを通じて、
保護者の方が本当に大事にしたい価値観を共に探り、
またはコーチから新たな視点を提示していくことで、
保護者の方が納得して行動を選択することをサポートします。
  

保護者の方の心を豊かにすることにつながったり、
新たな可能性を引き出すことにつながったり、
そのような過程を踏んで、
間接的に子どもさんのための解決をしていくことになるのです。
 

コーチングでは、クライアントさんが
妥協なく、納得して、自信を持って
自分らしく人生を生きること(自分らしい生き方)

コミットします。
 
 

まとめ

ここまでで、進路コーチの役割や心得について
ご紹介させていただきました。
 

カウンセラー・コーチという第3者に語る中で
ご自身のことを客観的に理解する
 
あるいは
 
カウンセラー・コーチによる思考を深める「問い」によって
新たな行動の選択肢の可能性を見出していく
 
そのような時間を共に創っていきましょう。
 

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  • 自分の学力で行けるところ…
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  • 安定しそうだから…
  • やりたいこと?別にないな…

      
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