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克服したい苦手と、克服したくない(しなくてもよい)苦手がある

こんにちは、
 
進路コーチのさゆりです。
 
 
〜が苦手です
 
こういう表現は、なぜか、よくマイナスに捉えられて、「苦手をなくそう」みたいな動きになりがち。
苦手というものは克服してこそなんぼ!と言わんばかりの前提。
 
でも、私は「〜が苦手です」を自分の一つの紹介として人に伝えることがあり、
必ずしも、苦手=× とは捉えていないこともあります。
 
 
ある人との会話でこんな一幕がありました。
 
 

私、人前で話すことは苦手なんですよね。

 

苦手って思っている限り、ずっと苦手なままだよ。どうやったらできるのかを考えることが大事だよ。

 
 
相手は、私が人前で話すことが苦手というのを、人前で話すことができないと捉えたんだと思います。
そして、まるで私が苦手であることを克服しなければならないという前提で。
 
私は、講師として人前に出ることもあるし、英語のスピーチを4年間やっていた経験もあり、人前で話すことはできます
 
でも、苦手である意識はずっと持っているし、消えないものなんだろうなというのも何だか腑に落ちるものがあるんです。
だから、その性格と良いお付き合いをしている状態なんです。
 
 
 
苦手=×、苦手は克服すべきもの
という考え方は
自分の長所や強みを伸ばしにくくすると思います。
 
苦手なことは苦手だと受け容れたらいいし、得意な人に任せたらいい。
そう思うようになって、苦手を無理矢理に改善しようとするんじゃなく、自分なりのお付き合いの仕方を探るようになりました。
 
 
苦手の克服には、精神的にも肉体的にも膨大なエネルギーが必要です。
苦手も得意も、両方とも伸ばそうとして、100パーセントのエネルギーを分散させたら、それぞれ50パーセントずつになるか、最大でも100パーセントにはなりません。
 
でもその膨大なエネルギーを100パーセント、長所や強みをどんどん伸ばしていくことに注ぐことができたら、苦手なことなんて目もくれないほど、その人の力が発揮されます
 
 
 
こんなTweetをしました。
 


 
一言だけで受け取れるメッセージは少ない。
 
 
 
だから、「苦手なんです」という人の言葉に対して、「苦手なら克服しよう」という関わりではなくて、「うん、苦手なんだね」ってその事実を受け容れたいなと思います。
 
苦手とわかっていながら、お付き合いしているのは本人自身。
必ずしも、克服したい苦手ではないのかもしれません。
 
 
もしも「自分はこの苦手を克服したいんです!」と本人が言ってきた場合には、「克服したいんだね。」と。
克服したい気持ちの中でも、なんで克服したいと思うのか。克服しようとしているけど、妨げる何かがあるのか、ないのか。
 
それは、また、本人に聞いてみないとわからない。
 
 
 
人によって異なるこの言葉の響きを大切にしたいと思うのです。
 
 
 

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