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思ってもみなかった進路を子どもさんが言ったとき〜親の声かけの3ステップ〜

こんにちは、
進路コーチのさゆりです。
 
子どもさんとコミュニケーションを取る中で、
思ってもみなかった進路を言われて、驚いたり戸惑ったりしたことはありませんか。
  
 
例えば
今まで考えていた進路と全く違う分野で考え始める。
「一人暮らしをしたい」と言い出す。
「海外の大学に進学したい」と言い出す。
など
 
色んな声を子どもさんが教えてくれたことがあるかもしれません。
 
そのときに親御さんができる声かけの3ステップについて
この記事ではお話ししたいなと思います。
 
子どもさんの自ら考える力を育てるための声かけをご紹介します。
 
 
この記事は以下のような人におすすめ

  • 子どもさんの考えていることがわからず不安を感じている人
  • 子どもさんの夢を応援していいのか不安を感じている人
  • 子どもさんとのコミュニケーションについて悩んでいる人
  • 子どもさんの進路について悩んでいる人

目次

  1. 自分がしたいことを話すのは、成長の証
  2. ステップ1 好奇心を持ってしっかり子どもの話を聴く
  3. ステップ2 共感しながら気持ちをしっかりと受容する
  4. ステップ3 未来のことを考えられる質問と応援を
  5. 親の考えを伝えたい時の方法(Iメッセージ)
  6. まとめ

自分がしたいことを話すのは、成長の証

 
子どもさんの進路に関する話を聞いているとき、
心配する気持ちから
ついつい口を挟みたくなることも、
もしかしたらあるかもしれません。
 
子どもさんの希望も聞きたいけれど
経済的な理由から不安になったり、
その道に進んで生活できるのかと心配になったり。
 
でも、自分のしたいことを言葉にして親に伝えることは
実はとてもエネルギーの要ることです。
 
自分のしたいことを言えるというのは、
思春期の発達段階においてもとても大切なことです。
 
子どもさんの言っていることが実現できるかどうかにかかわらず、
まず自分のしたいことを言語化できたこと自体を
成長の証として捉えることが必要だと思うんです。
 
自分がどうしたいかを言葉にできたことを
まずポジティブに捉えることが大切だと思います。
 

好奇心を持ってしっかり子どもの話を聴く

思ってもみなかった進路を子どもさんが言ったとき、
親御さんができることは、3つのステップに分かれます。
 
最初のステップは、好奇心を持ってしっかり子どもさんの話を聴くことです。

「この子の中にどんな心境の変化があったんだろう?」
「この子の願いは何なんだろう?」
と好奇心を持って子どもさんの話を聴きます。

言葉尻だけでだけでなく、
言葉になっていない裏の願いは何なんだろう?と
思いを馳せながら子どもさんの話に耳を傾けます。
 
具体的には、今の進路を選んだきっかけとなった出来事そのときの感情を聴きます。
 
「何があったの?」
「どうしてそう思うようになったの?」

と出来事について尋ね、
その後「あなたはそれでどう思ったの?」と感情について尋ねます。
 
出来事と感情について聴くことが
好奇心を持ってお子さんの話を聴くことにつながると思います。
 
 
 

共感しながら気持ちをしっかりと受容する

子どもさんの話を聴いた後、大切になってくるのが
共感しながら子どもさんの気持ちをしっかりと受容することです。
 
これが2つ目のステップです。
 
「それは興味を持つよね」
「それは悔しかったよね」などと
お子さんの感情をしっかりと受け止めます。
 
「こんな出来事があって、
こんな気持ちになったんだね」というように
お子さんの話を聴いてほしいと思います。
 

 

未来のことを考えられる質問と応援を

最後のステップが、未来についての質問をすることです。
 
お子さんの話を受け止めた後に、
「そのやりたいことを実現するために、これからどうしていったらいいと思う?」
未来について問いかけます。
 
これからどうしたらいいかを一緒に考えていくのも一つだと思います。
 
未来についてお子さんに尋ねた後、
「そういうふうに考えているならやってみよう」と
応援の気持ちで背中を押します。
  
どう自分の進路を実現するかについて
お子さんが手段まで考えることができていたとしたら
「そうやってごらん」と言えるのが理想的です。
 
 
 

親の考えを伝えたい時の方法(Iメッセージ)

思ってもみなかった進路を子どもさんが言ったときに
親御さんができる3ステップについてここまでお話ししてきました。

でも子どもさんの話を聴いたとき、
現実的に難しいと思うことも
もしかしたらあるかもしれません。

もしそう感じる場面があったら
アイメッセージでその気持ちを伝えてください。
 
アイメッセージとは
「私は〜だと思う」と「私は」を主語にして伝えることです。
 
「私はこう思うよ」
「私はこう感じたよ」と
「私」を主語にしてお子さんに自分の気持ちを伝えます。
  

「〜しなさい」
「普通はこうするでしょ」
「〜した方がいいよ」
などと言ってしまうと
お子さんの考えを否定することになってしまいます。
 
 
 
「あなたは〜だと思うんだね」
「でも私はこう思うよ」というように
考えの選択肢を1つ渡すというイメージで話してほしいと思います。
 
お父さん、お母さんの気持ちも大切にしてほしいと思うんです。
  
その考えを押し付けるのではなく、
あくまでも一つの選択肢として
お子さんに渡すイメージです。
 
アイメッセージで親御さんの気持ちを伝えることで
お子さんの意見と親御さんの意見が
対等であることを示すことができます。
  

まとめ

 
「好奇心を持ってしっかり子どもの話を聴く」
「共感しながら気持ちをしっかりと受容する」
「未来のことを考えられる質問と応援をする」
という3つのステップについて今回はお話ししました。
 
3つのステップとアイメッセージを使いながら
お子さんとお互いがお互いを大切にできるコミュニケーションができますように。
 
 
 

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