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子どもがいじめや仲間はずれで悩んだときの、親子のコミュニケーションとは?

こんにちは、
進路コーチのさゆりです。
  
子どもさんが学校であったことを話してくれたとき、
どんな言葉をかけますか。
これまでどんな言葉をかけたことがありますか。
  

嬉しかったことや楽しかったことだけでなく
時には、子どもさんが人間関係の悩みを話してくれることもあると思います。
そのとき、どのように子どもさんとコミュニケーションを取れば良いか
悩んでしまうこともあるかもしれません。
  

この記事では、私が中学生のときに友達関係で悩んだ経験と、子どもさんの話を聴くためのヒントをまとめています。

普段、子どもさんとコミュニケーションが取れている
親御さんにもぜひ読んでいただきたいコラムです。

 
子どもさんとのコミュニケーションについて
振り返るきっかけの一つになればとても嬉しいです。
 
 

この記事は、以下のような方におすすめです。

  • 子どもさんとのコミュニケーションについて悩んでいる
  • 子どもさんとコミュニケーションがしっかり取れている
  • 子どもさんが人間関係で悩んでいる

 
 

目次

  1. 仲間はずれで悩んだときの大人の反応
  2. 子どもの話を聴くためのヒント
  3. まとめ

仲間はずれで悩んだときの大人の反応

 
中学3年生のときに
私は仲間はずれにあったことがあります。
 

私が通っていたのは、一学年が20人ほどの小さな中学校でした。
仲間はずれは、前触れもなく急に起こりました。
 

私は当時3人グループで過ごしていたのですが、
ある日突然、無視をされるようになったのです。
 
1日中誰とも言葉を交わさない日もあったほど。
自分が悪いことをしてしまったのかなと思うこともありました。
 
一番辛かったのが、
仲良しだと思っていた友達に
見て見ぬふりをされてしまったと感じたことでした。
 

学校にいる人全員が敵に見えることもありました。
 

担任の先生に相談に行ったことがあります。
今もそのときの先生の言葉が忘れられません。
 
一生懸命心を開いて
自分が置かれた状況を話したのですが、
 
「仲間はずれが起こるのは今だけだから」
「悩んでいることなんてすぐ忘れるよ」
「そのうち仲間はずれは終わるよ」
と言われました。
 

その瞬間、
「先生はめんどくさいと思っているんじゃないかな」
と卑屈に思ってしまいました。
 
それから私の感情は「無」になりました。
辛さを通り越して、何も感じなくなりました。
  

精神的にも未発達な部分があり、
自信を持つことができなかったと思います。
 
 
それでも自分なりに、誰とも話さない日があっても、それに慣れようとしました。
  

自分から友達に話しかけたらよかったのかもしれませんが
自分から、その状況を解決することはできませんでした。
 
  
大人と同じように、人と人が一緒に活動する社会だからこそ
年齢問わず、人間関係の悩みは訪れます。
 
 
大人が思っている以上に
子どもたちの社会でのいじめや仲間はずれは深刻です。

  
子どもたちは、大人よりもどうしてもストレスに対処する資源が限られてしまいがちです。
  
  
大人は職場の人間関係が悪くても、転職ができ、
自分で環境を変える手段があります。
大人でも、簡単に行動に移せるわけではありません。
どうしようもなく悩んでしまう状況がありますよね。
  
 
子どもたちは尚更、自分の意思で環境を変えることは難しいです。
学校を簡単に変えられるものではありません。
対処する手段が、本当に限られてしまいます。
そのような生活の中で、「友達の存在」「人の繋がり」はとても大きな位置を占めます。
  
  
10代の友達関係は、
子どもたちにとって、命くらい大切なもの。
自分の命をつないでいるものだと思います。
  
 
そんな10代で、友達から仲間はずれにされることは
心が引き裂かれるような気持ちになります。
  
  
そんな状況になったとしても
家族は心を開ける場所であってほしいです。
  
  
大人が子どもの気持ちを受け取れる存在で、
心のケアもできる存在であってほしいです。
  
 
 

子どもの話を聴くためのヒント

  
親御さんが子どもさんとコミュニケーションを取るときのヒントを
いくつかご紹介します。
  
  
まず大切なのは、コミュニケーションを取る時間を習慣づけることです。
  
コミュニケーションを取ることが難しい場合は
「お菓子食べてね」「元気?」などと
紙に書いて視覚的なメッセージを送ることもできます。
  
親御さんからの一方的なコミュニケーションであっても
大きな意味があります。
  
声をかけたりメッセージを書いたりして
子どもさんとつながりを持つこと、
子どもさんに矢印を向けているサインを送ること

とても大切だと思います。
  
 
 
次に、子どもさんの”感情”を聴いて受け止めることが大切です。
   
「そんなことがあったんだ。それは嫌だったね。」と
嫌だった、腹が立った、嬉しいなどの
様々な喜怒哀楽の感情をしっかり聴きます。
  
 
時には子どもさんの考えに反対したくなることもあるかもしれませんが
まず子どもさんの気持ちを受け止めます。
   
伝えなければいけないことがあるときは
親御さんの考えをアイメッセージで伝えます。
   
「お母さんは、こう思うよ」
というように、私を主語にして、自分の考えを子どもさんに伝えます。
   
 
子どもさんとコミュニケーションを取るときに
子どもさんの感情を聴くことは、忘れられがちです。
  
  
どうしてもそのときの子どもさんの状況や問題自体に目がいってしまい、
子どもさん自身がどう考えているのかということや
子どもさんの感情は置き去りにされてしまうことが多いです。

  
 
例えば、子どもさんが友達関係で悩んでいて学校に行けなくなったとき、
その状況を解決するためにどうすれば良いか大人が考え、
その状況の良し悪しを大人が勝手に判断してしまうことがあります。

   
  
子どもさんを取り巻く環境や、問題の解決策にのみ
意識を向けてしまっていることがあるかもしれません。
   
 
でも、そのとき子どもさんはどう感じているのでしょうか。
  
  
子どもさんの感情は子どもさんにしかわかりません。
子どもさんがどう考えているか、どう感じているかについて
子どもさんにマイクを向けてほしいと思います。
  
  
友達関係で悩んでいるとき
親御さんが子どもさんの理解者で、
そして居場所であってほしいなと思っています。
  
  
  

まとめ

 
10代の子どもたちにとって
「友達とのつながり」は
命と同じくらい大切なものです。

  
そんな中、友達関係で子どもさんが悩んでいるとき
親御さんの存在はとても大きいです。
   
「子どもさんに矢印を向けているサインを送ること」
「子どもさんの感情を聴いて受け止めること」
  
 
この点を普段の子どもさんとのコミュニケーションに
取り入れてもらえたらと思います。
  
 
そのとき、
「子どもさんにマイクを向けること」も
一緒に意識してほしいと思います。
  
子どもさんとのコミュニケーションについて
振り返るきっかけの一つになればとても嬉しいです。
  
 

 

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