service

子どもがゲームばかりして心配になる時、まず必要なのはゲームをやめさせることではなく、子どもの声を聴く時間

こんにちは、
進路コーチのさゆりです。
        
 

子どもがずっとゲームをしている。
      

その様子を見て、勉強や将来のことを心配されたことのある
親御さんもいらっしゃるかもしれません。
       
  
親御さんがその様子を見てハラハラすることもある一方で、
もしかしたら子どもさん自身も
ゲームをやめられない状況に悩んでいるかもしれません。
          

「勉強をしないといけないのに、
ゲームばかりしてしまう」
      

もし子どもさんがそう思っていたとしたら
それはとても辛い状況ですよね。
        

この記事では、ゲームから見た現在の社会状況や、ゲームによる影響についてお話しした後、
子どもさんとのコミュニケーションのヒントについてお伝えしていきます。
       

       

この記事は、以下のような方におすすめです。

  • 最近子どもさんが長時間ゲームをしている
  • 子どもさんとのコミュニケーションについて知りたい
  • ゲームをしている子どもさんにできることを知りたい

 
           
     

目次

  1. 今は充足感が得られにくい社会状況
  2. ゲームは脳機能を変化させる
  3. ゲームをやめさせることよりも必要なことは、日常で充足感を得られる時間
  4. 評価や否定を加えず、子どもの話を聴く
  5. まとめ

     

今は充足感が得られにくい社会状況

私たちの社会では、日々の生活の中で
充足感を得るのが難しくなってきています。

         

充足感が得られにくい背景には、様々な理由があります。
         

例えば、今は頑張って勉強をしても
学歴だけでは将来が約束されない社会でもあり、
ゴールがなかなか見えないことがあります。
        
 
また、SNSの発達により、周りの人のさまざまな声が聴こえて来て
ストレスを感じやすくなっています。
         

さらに、大人になってからも、
長時間労働や、努力をしても給料が上がりにくいこと、
職場環境などでストレスを感じることがあります。

        

また、コロナウイルスの影響で
さらに日常で充足感が得ることが難しくなってきています。
      

そんな社会の中で、
ゲームが身近にあるからこそ、
ゲームがストレス解消のツールになっていることは
十分考えられることだと思います。

         

充足感が日常生活の中でなかなか得にくい中で、
もしゲーム以上に充足感を得る時間があれば
状況が変わるかもしれません。
   
  
          
    

  

ゲームは脳機能を変化させる

         

複数の研究によって、
ゲームによって脳機能に変化が起きることが示されています。
        

例えば、前頭前野の機能低下が起こると言われています。
        
脳の変化により、
自分の意思だけでは
快楽から離れることができなくなる場合があります。

        

社会的、理性的な判断に関わっている
“前頭前野の機能”が低下すると
やらなければいけないことに戻ることや
感情のコントロールが難しくなることがあります。

        

このことが心配だなと感じています。
             
     
    

ゲームをやめさせることよりも必要なことは、日常で充足感を得られる時間

       

私はゲームそのものを否定したいわけではありません。
           
なぜなら、ゲームによって学べることもたくさんあるからです。
        
        
       
それでも、ゲームをやりすぎてしまい、
親御さんだけでなく、子どもさん自身も悩んでいる場合があります。
          

やらなければいけないことに時間を割きたいのに
ゲームをしてしまって罪悪感を覚えてしまっている子どもさんもいます。
         

ちなみに、ゲームをやりすぎてしまうという事実の話になると、
「ゲームの時間を決める」とか「ゲーム機を没収する」といった方法をよく思い付かれるのではないでしょうか?
         

ただ、ゲームを無理矢理やめさせるよりも、本来、必要なのは
ゲーム以外の手段で
「日常で充足感を得られる時間」を作っていくことです。

        
   
ゲームは短期的に成果が出やすいので
比較的、簡単に快楽を得ることができます。
         

それは自分が認められているという感覚と繋がってきます。
        

思ったような結果が勉強で得られなかったり
人とどのように接したら良いか悩むことがあったりと
普段の生活では、充足感を得ることは難しい場合もあります。
        

そんな中、子どもさんは
ゲームをすることで充足感を得ているかもしれないのです。
          

「ゲームばかりしていて、勉強をしない」などと
子どもさんの責任として、
子どもとゲームについて語られる場面もありますが、
本当にそうなのでしょうか?
          

子どもさん自身の努力だけでなく、
加えて、周りの大人が
「日常に充足感を得られる時間」を作る意識を持つことはできると思います。
              

ゲーム以外にも、彼らが自分の感情や考えを発散したり、
ストレスを発散できる選択肢を持つことが
大切なことなのではないでしょうか。

            
      
     
       
    

評価や否定を加えず、子どもの話を聴く

         

ゲームではない形で
どのようにすれば、充足感を得られる時間を日常に作っていけるのでしょうか。
          
        

それは、子どもの感情を受け止める時間を作り、
コミュニケーション環境に目を向けることだと思います。

         

つまり、子どもさんの話に評価や否定を加えず、
そのままのサイズで子どもさんの話をじっくり聴くということです。

        

「そのままのサイズ」というのは
本人が発した内容を受けて
   
<あなたはそう思っているんだ> <あなたはそんなふうに世界が見えているんだ> ということを
まずは、本人の視点から解釈を大きく変えることなく
キャッチすることだと思います。
       
 

例えば、

  • 子どもさんの好きなことについて話してみる
  • 最近考えていることを尋ねてみる

といったことができると思います。
          

直接子どもさんとコミュニケーションを取ることが難しい場合は、
子どもさんとつながりを作ることから意識してみてほしいです。
          

例えば、

  • 子どもさんの好きなお菓子を買って帰る
  • 一言メッセージを置いておく
  • 朝「おはよう」とメッセージを送る

          

このようなつながりから、
子どもさんとのコミュニケーションは生まれていきます。
        

子どもさん自身の気持ちを親御さんが聴くことで
子どもさんは充足感を得ることができます。

       

ストレスを癒すという意味での
傾聴をご家庭で実践していただければと思います。
         

自分の話したことが受け止めてもらえるという経験は
子どもさんにとって、とても貴重な時間になります。
          

もちろん状況によっては、充足感を得るということが、そんなに簡単な話ではないこともあります。

親に受けとめてもらうこと理解してもらえたと実感することの力は絶大です。
              
      
     
     
 

まとめ

この記事では、ゲームから見た現在の社会状況や、ゲームによる影響についてお話しした後、子どもさんとのコミュニケーションのヒントについてお話ししてきました。
           
   

私たちの社会では、日々の生活の中で
充足感を得るのが難しくなってきています。
            
    
     
そんな中、ゲームがストレス解消のツールになっていることがあります。
            
    
   
ゲーム以外の手段で
日常の中に充足感を得られる時間を作っていくことが
必要だと思います。
           
       

具体的には、
親子のコミュニケーションの中で、
子どもさんの感情を受け止める時間を作っていきます。

         

それは、評価や否定を加えずに
そのままのサイズで子どもさんの話をじっくり聴くということです。
          
     
自分の気持ちを親御さんに聴いてもらえることで
子どもさんは日常で充足感を得ることができます。

         
    
この記事が子どもさんと親御さんとの
コミュニケーションのヒントになれば嬉しいです。
     

 

▼この記事の参考書籍はこちら。

    

進路相談をしたい方へ

進路・進学相談会 コーチングセッションを実施しています


※進学先(学校等)や就職先(企業等)に関する情報を紹介するものではありません。
      

  • とりあえず大学進学かな…
  • 自分の学力で行けるところ…
  • なんとなく興味があるから…
  • 安定しそうだから…
  • やりたいこと?別にないな…

      
自分の選択に少しモヤモヤしていて     
なかなか先の道が描けずに、進路選択に困っていませんか?
       

中高生の方・保護者の方どちらが受けていただいても構いません。(料金別)
京都のキャリアコーチが中高生の進路相談
お子さんの進路を支えるための親子のコミュニケーションについて
一人一人丁寧にお話を聞かせていただき、
感情や思いを整理させていただきます。
そして、あなたに合ったご提案をさせていただきます。
(オンラインでも対応しております)
      
   
◆進路・進学相談会 コーチング お申し込みはこちら

◆ご質問のある方へ お問い合わせはこちら

  
  
みなさんの未来を共に創っていけることを
とても嬉しく、楽しみにお待ちしております。
 

ーーーーーーーー

コーチのプロフィール・活動への想いはこちら

◆ブログ更新はInstagram・Twitterにてお知らせしております。
ぜひフォローお待ちしております!
Twitter⇒@littlenalily
Instagram⇒@littlenalily