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つらい逆境との向き合い方

こんにちは。
進路コーチのさゆりです。
 
お子さんが受験や部活動で思ったような結果が出ない。
そんな時期が続いたことはありませんか。
 
その経験と向き合うことが大切だとわかってはいるけれど
うまくいかないことと向き合うのは
つらいことですよね。
 
本人だけではなく、親御さんも、
お子さんの挑戦がうまくいかなかったとき
どんな声をかけたらいいか考え、
親子ともに悩んでしまうという声も耳にします。
 
私もこれまでたくさんの逆境を経験して
自分の存在意義がわからなくなったり、
色んな葛藤を感じたりしました。
 
この記事では、私のこれまでの体験をまとめています。
 
逆境との向き合い方ケアの仕方について
実体験をもとにお伝えしたいと思います。
 
この記事は、以下のようなお子さんの親御さんにおすすめできるポイントをお伝えしています。
 

  • 思わしい結果がでなくて、うまくいかないことが続いている
  • 受験やテストで思ったような点数が取れなかった
  • 失敗してしまったときに自分自身をひどく責めてしまう

 
 

目次

  1. 逆境1:大学受験
  2. 逆境2:大学のサークル活動
  3. 逆境3:キャリアコンサルタントの受験
  4. まとめ:自分の意思と感情を大切に

逆境1:大学受験

 
1つ目の逆境は、大学受験です。
 
元々、志望していた某大学の外国語学部と
滑り止めで何校か私立の大学を
受験することに決めていました。
 
高校で受けていた模試で、自分の志望校の合格率の高さを
高い方からA〜E判定で出されるのですが、
自分の受験したいと思っている大学は全ていつもE判定。
高校三年の受験最後の判定さえも、E判定でした。
それでも、志望校を変えずに対策をしていました。
 

ショックだったのは、
学校の先生から志望校より偏差値の低い大学を勧められたことでした。
確かに、安心して受験できる方が自分のためにも、高校の実績のためにも
良いからこそ、提案してくれたことだと思います。

ただ、当時の私の正直な気持ちとしては
どうして先生に自分の人生を決められないといけないんだろうと思いました。
どんなことを言われても、志望校は変えず、受験勉強を続けました。
  
 
結局、第一志望の大学には合格できませんでした。
それでも志望校の一つだった大学に入学することができました。
 
今はその経験ができてよかったと思っています。
 
なぜなら、周りの意見に流されずに、自分の意思を大切にできたからです。
 
この経験から、初めから諦めるのも自分、未来をつくるのも自分。
自分の意思で未来の結果は決まるんだということを実感しました。
  
自分の最終目標に到達できず、もっと努力できることがあったのではないかとも思いましたが
結果以上に自分は諦めずに頑張ることができたという内的な事実が、その後の自分の自信につながりました。
  
 
模試の判定や、偏差値、周りの声など
当時は色んなものを突きつけられましたが、
諦めたくない、目標を叶えたいという
自分の意思を大切にできました。
  

頑張れた原動力として、
私を応援しながら伴走してくれる人の存在も大きかったです。
一緒に対策を考えてくれる先生や友達が
励みになる言葉を沢山言ってくれて嬉しかったです。
  

みなさんも10代の子どもさんのことが心配で
大切に思うからこそ
失敗をさせたくない、
志望校を下げた方がいい
と思うこともあるかもしれません。
  
でもそのとき
子どもさんの「この学校に行きたい」という
意思を応援してほしいと思います。
  
子どもさんの意思を信じる存在でいてほしいと思います。
  

もしも子どもさんが自分の意思で志望校を変えようと思ったのなら
途中で進路を変えても良いと思います。
  
でも子どもさんが諦めたくないと思っているなら、
今の点数がどうかではなく
チャレンジさせてあげることが大切だと思います。
  

本人の意思で進んでいる挑戦での失敗は、失敗ではありません。
それは成功のための一歩
夢を叶えるための一歩
 
たとえ合格が叶わなくても未来につながる一歩になるんです。
 
 

逆境2:大学のサークル活動

 
2つ目の逆境は、大学のサークル活動です。
私はE.S.S.(English Speaking Society)という英語研究系のサークルに所属していて、
特にスピーチに力を入れて取り組んでいました。
  

今まで生きてきた中では自分を信じて進めばうまくいく感覚がありましたが、
この英語のサークルの中では思うような結果が出ず
「自分のプライド」も「自分を信じる軸」も折れてしまい
号泣する日もありました。

  

同期全員で行うスピーチコンテストで入賞できなかったときは、本当に心が折れました。
  
自分を信じて、努力をしても、能力が伴わず、結果が叶わないことはある。 

現実を突きつけられました。
 

1年生のときはそんな状態が続きました。
 
スピーチの成績が良い人と、自分との、差が出てきていた時期。
周りは賞を取って活躍していて、落ち込みました。
自分を信じるだけではどうにもできない」と思いました。
 
さらには、結果が人格の評価にもつながるような感覚をも覚えました。
結果が出せない人には、権威がない。ここに居る意味がない。
そんな実力社会を感じました。
 
人の嫌な部分もたくさん見ました。これが社会の縮図なのかと・・・
  
本当に自分がここに所属していてもいいのかと考えるくらい悩みました。
 
スピーチで結果が出ない。
そのことに、ずっと自分の至らなさを感じていました。
  

でも、ここで諦めたら後悔する。
何も残らない。
そう思いました。
  
そこからスピーチがうまく行くように発音の練習をしたり、
色んなスピーチを読んだり、
論理的な思考力を鍛えたりしました。
  
そして、2年生の最後の全国大会で優勝することができました。
  

サークルを辞めたいと思ったこともある中、
どうしてスピーチと向き合い続けられたんだろう?
  
それはスピーチが好きだったからです。
だから続けられたんだと思います。
自分に負けたくないという気持ちが強かったんだと思います。
  
うまくいかない時期は、自分の気持ちと向き合うチャンスです。
自分が本当にしたいことなのか?
 
自分の意思と向き合うチャンスなんです。
  
自分が叶えたいことは何か、自分のこだわりたいことは何かといった
人生のテーマやこだわりを発見できるチャンスなんです。

  
逆境と向き合うのは、本当に孤独で、辛くて、怖いです。
 
けれど、うまくいかなくて葛藤を抱えているとき
その状況を自分にとっての意味を持つものとして
捉えることができたらと思っています。

  
葛藤の中で自分が何を大切にしたいかを見出せたらいいですよね。
  
そのことが実は、自分の進路選択や将来設計、そして未来につながっていきます。
  

逆境3:国家資格キャリアコンサルタントの受験

 
3つ目の逆境は、国家資格キャリアコンサルタントの受験でした。
 
キャリアコンサルタントは、働く人の職業選択や生活設計、
能力開発・向上に関する相談にのって、助言や指導を行うキャリアコンサルティングの専門家です。
  
自分の適性や能力、関心などに気づき、自己理解を深めたり、
社会や企業内にある仕事について理解することによって、
自分に合った仕事を主体的に選択していくことができるようにサポートする存在です。
 
 
※試験に合格するために必要なことは
学科試験実技試験の2つに合格することです。
実技試験は、さらに論述試験と面接試験に分かれます。
論述と面接の合計点で実技試験の合否が決まります。
  
※キャリアコンサルタントの試験を受験するためには
厚生労働省が認めた養成機関の講座を受けたり、
3ヶ月のスクーリングに通ったりする必要があります。
  

この資格合格に向けて
私は、学科試験は一度で合格できましたが、
実技試験は3回受験しても合格できませんでした。
  
仕事の合間をぬって、
知り合いの人に試験対策に付き合ってもらいました。
  
それなのに何度も試験に落ちて、、、
対策をすること自体がどんどん恐怖になっていきました。
練習に付き合ってくれた方に対しても、情けなさと申し訳なさを感じていました。
  
他の人がどんどん試験に合格していく中で、
お世話になっている人に良い報告ができない歯痒さを感じていました。
  
でも、試験に落ちて、悔しかったことを周りに言えていなかったとき、
ある人が「自分の感情をちゃんと味わいきってる?」と聞いてくれました。
  

「感情を受け止め切って、また前を向けばいい。
試験に不合格だとわかって、すぐに切り替えなくてもいい。
悔しかった感情をちゃんと味わうことで
本当の意味で前を向いて頑張ることができるから。

自分の感情を丁寧に受け止められたら
サポートしてくれた人にもまっすぐにお礼を言えるようになるから。

そう言われました。
  

自分のケアの仕方として、
自分の感情と向き合うことが大切なんだと
教えてもらいました。
  

涙を流すこと、悲しいと感じたことを悲しいと思うこと。
悔しい、辛い気持ちを味わっていいんだなということを学びました。
   
そのときの気持ちを味わうことで
逆境を乗り越える力を育めるということがわかった経験でした。

  

そして4度目の挑戦で
遂にキャリアコンサルタントの試験に合格することができました。
 
 
応援してくれた人にやっとお礼を言えたことが本当に嬉しかったです。
  

 

まとめ:自分の意思と感情を大切に

 
ここまで私の経験をもとに、
逆境との向き合い方やケアの仕方についてご紹介しました。
  

  • 自分の意思を大切にすること
  • うまくいかないときこそ、自分の本当にしたいことを発見できるチャンス
  • 自分の感情を味わうこと

 
 
今目の前にある逆境がみなさんにとって、
未来につながる大切な時間になりますように。
 
 
 

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