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「あなたには無理」という言葉の持つ影響力について考える

こんにちは、
進路コーチのさゆりです。
     

想像してみてください。
「あなたには無理」「できない」という言葉を言われたとしたら
どんな気持ちが湧き上がってくるでしょうか。
       

普段10代のお子さんや保護者の方の話を伺う中で、
「無理」という言葉を耳にすることがあります。
    
例えば、それはお子さんがチャレンジしたいことを話したとき。
 
「そんなことあなたには無理でしょ」
「あなたの学力で大学に行くのは無理」
「やめておきなさい」
  

お子さんを心配しているなど
保護者の方にも様々な思いがあるのだと思いますが
「無理」という言葉の持つ力について
少し考えてみませんか?
      

この記事は、以下のような方におすすめです。

     

  • 無理と自分にも人にも思ってしまうことがある
  •  

  • お子さんへの言葉かけに関する知識を深めたい
  •  

  • 自己効力感について知りたい

    

目次

  1. 行動の原動力になるワクワク・好奇心を一瞬にして潰してしまう
  2. 自信・自己効力感を生みにくくなる思考をつくる
  3. まとめ

   

1.行動の原動力になるワクワク・好奇心を一瞬にして潰してしまう

「あなたには無理」と言われたとき、
お子さんはその言葉を言葉通りそのままストレートに受け取ってしまうことがあります。
   

「無理」と言われてしまうと、
このような気持ちになってしまう場合があります。
   
「自分には能力がないんだ」
「こんなこと思ってはいけないんだ」
   
純粋に浮かんできた興味・好奇心、モチベーションの火種を消すことは、とても簡単です。
   
でも、、、
やる気・モチベーションを高めるってそう簡単ではないですよね。 
  
自分の純粋な願いを誰にも受け止められることなく、
自分でも否定してしまうと
何か、満たされない気持ちが残ったまま
他の行動にも影響が出てきます。

興味・好奇心を否定された経験が、心の奥底に”痛み”として残ることもあります。
  

自分の純粋な好奇心・ワクワクや願いを大事にする方法がわからないから、
  
もしかしたら
自信を持てずうまく人とコミュニケーションがとれないかもしれない。
どんな物事にも自分にはできないんだという気持ちがよぎるかもしれない。
注目をされたくて、悪戯や犯罪に走るかもしれない。
親に迷惑をかける行動をあえて取りたくなるかもしれない。
人を傷つけることをしてしまうかもしれない。
  

そんなことがあって、また、否定される。その繰り返しの可能性。
  

「無理」というメッセージひとつで、まだまだ成長段階にある10代の人たちの未来を奪うことは簡単なのです。

それほど大きな影響力を持つと私は思っています。 
   
   
   

2.自信・自己効力感を生みにくくなる思考をつくる

  
お子さん自身から、「無理」という言葉を聞くこともあります。
   

「自分にはできない」
「無理だ」
   
こんな声をこれまで聞いてきました。
  

「無理と思ってしまう自分はダメなんだ」と
感じた気持ち自体を否定してしまうケースもあります。
    

このような“二重否定”が起こってしまうことは
とても辛いことですよね。
   

実は、お子さんから聞く「無理」という言葉は、
自己効力感と関係しています。
  

自己効力感とは、目の前の出来事に対して「できるかも」と思える力です。
       
自己効力感が育まれていると、
「やってみたらできるかも」と思うことができます。
   

諦めない気持ちも、自己効力感と関係しています。
  

一方、自己効力感が育まれていないと、
目の前の出来事に対して、
「自分にはできない。無理だ」と感じてしまう可能性があります。
   

では、自己効力感はどう育んだら良いのでしょう?

その一つが、保護者から肯定されることです。

「あなたの感性を信じている」
「あなたが考えることを思うようにやってみたらいい」
   
どんな結果でも、どんなふうになっても
親がありのまま受け入れてくれている心強さがあるなら
  
「やればできるかもしれない」
「難しいけれど、やりたい気持ちに素直にやってみようかな」

そんな自分を信じる気持ちを持って、前に進んでいけるのです。
  

3.まとめ

今回の記事では、
「無理」という言葉の持つ影響力について考えてきました。
      

「無理」という言葉を言われてしまうと、
お子さんが自信を失ってしまう可能性があります。
 

それは、お子さんの自己効力感にも影響します。
 

ただ、お子さんとのコミュニケーションは
ときに一筋縄にはいかないものでもあります。
 

困ったことがあったとき
コーチングセッションで
少しでもサポートできましたら嬉しいです。
 

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